送出し機関の選定について

これについては正直入国後に評価が決まるといっていい部分であると思います。

組合側の主観ですが、

送出しは営業担当と事務(サポート)担当の能力に差がある場合が多く、
営業は優秀だが事務(サポート)能力(もしくは体制)が
十分でないことが経験上多いからです。

日本と海外のビジネスルールの違い(損して得取れ、
一を聞いて十を知るは通用しない)を理解しない組合側が多く、
多々トラブルになる事例を見てきました。
そんな中、十分とはいえないまでも下記事項で
ある程度の判断ができると思っております。

・ 決定権を持つ人間がどのような送り出しを目指しているか?
 組合側の要望を即決で判断できる人間か?

・ 実習生と留学生、エンジニアを分けて扱っているか?
 それぞれ目指すものと立場が違うためきちんと分けて管理しているか?

・ 実習生入国後の協力事項を具体的に話し合って確認しておく。
 (書面にすると尚可)中に無理難題も混ぜておくと効果的。
 全部できますよと回答する送出しは危険

他に、気になる質問事項を例として、様々列挙しておきます。

手数料はいくらですか?
申込金いくらですか?
管理費いくらですか?
介護の扱い可能でしょうか?
送り出した実績のある職種は何と何ですか?
どの職種が得意ですか?
扱えない(わない)職種はありますか?
どこまで現地で講習ができますか?してますか?
誰がどんなカリキュラムで日本語を教えていますか?
実習生は日本へ出国するまでに、どの程度まで日本語のレベルは上がっていますか?
今、出国前の実習生はいますか?個別にお話しできますか?
今まで何年前から何人送り出しましたか?
帰国後の実習生はどうしてますか?
面接はどういう形式でしてますか?面接だけですか?
現地アテンドは入国から出国までどれだけご一緒いただけますか?
現地での経費負担の割り振りはどういう線引きをしていますか?
組合はいくつ提携していますか?
ライセンスはありますか?
ライセンスを見せていただけますか?
最終決定権者に会ってお話ができますか?
貴送り出し機関の方針は?
イチバン気をつけていることは何ですか?
貴送り出し機関のいいところ、悪いところ、それはなぜそう思いますか?
OKOKって何がどうOKなんですか?
信頼、信用ってどういうことだとお考えですか?
日本在住の担当、通訳はいますか?
いる場合、どういうときに対応(支援)が可能ですか?
現地に日本人スタッフは常勤でいますか?
どんな業務に就いていますか?
その日本人スタッフに会って話ができますか?
実習生が出国する前に、いったいいくら借金を抱えて渡日してますか?
いくら以上の借金はさせないなど、気遣いはあるのでしょうか?
おカネについての教育、指導はされていますか?
書類のやり取りをする方はどなたですか?
どれだけのやり取りをしてきましたか?

・・・キリがありませんね。

こういう面倒な質問にどこまで丁寧に答えてくれるか。
どう答えてくれるか。

そして、できる限り事前に現地に確認を取ります。
そのうえで現地に実際確認しに行く流れになります。

いる、ある、やる、する、と答えて、
ウソだったら提携はありません。
また、特に現地では流れで、Yes or Noでは答えきれない質問をします。

注:現地視察の予定が組めねば、見れるものも見れず、
  責任者と話し合い確認することもできませんが、
  事前に予定を立てる以上、現地側が見た目をよくする準備を
  することがほとんどだという目をもって、確認に行きます。

*国や送り出し機関にもよりますが、今ではまともな送り出し機関であればあるほど、
 監理団体を選ぶ側にもなっていますので、
 自組合自身も襟元を正している旨のアピールも必要と思われます。

 

余談(参考まで)

あるベトナムの送り出し機関の方からです。
お電話での内容を記します。

結論:一次の送り出し機関と付き合いましょう。
   (二次先は止めとくのが無難?)

二次でお付き合いしていた先が、いよいよ自前でライセンスを取得でき、
一次と離れる事態になったとたんに、トラブル発生。

付き合い先の監理団体に一次と二次の双方から管理費請求が届き、
監理団体はどちらに払えばよいのやらで、
今までの付き合い先である二次に話を整理させるも収拾がつかず、
ベトナム大使館に行ってまで話を整理していたら、
なんとベトナム側ではその監理団体に
送り出しをしてはいけないという結論になったとのこと。

一次が権力を発揮してか、ベトナム側の賄賂の話なのか。

ずっと二次でいる先であるならばともかくも、
最初から一時の送り出し機関と付き合っておかねば、
与り知らぬところで、とんでもない事態に巻き込まれてしまうリスクがあるようです。

一度提携したら、死ぬまで二次でいなければならないという、
まだまだ発展途上国と言わざるを得ないレベルのお話です。

この監理団体さんは、OTITに証拠など持って話をすることかと思われますが、
内政干渉になりかねず、時間ばかりが過ぎて泣き寝入りになることでしょう。

次に会員さんからのコメントです。


あるあるですね。

請求の話ではありませんが、組合の取り合いの話です。

組合の協定先は1次(C社・大手)でしたが、
営業・教育は2次(S社・教育センター、送出し許可有)です。

2次は、許可があるので自前にしたいがため、
あの手この手で協定結ばせようと画策。

書類作成段階で、
「あなたの組合は小さいので、労働局の推薦状が出ない。」
「以前の組合か他の組合に変えてくれ。」、
こんな事言ってきて、主導権がどちらなのか、大混乱でした。

2次の社長が、受入企業さん担当者とべったりで、怪しい関係。

ずっと、話しは平行線。

入国予定が迫ってきて、最終的に、協定先(C社)となりましたが、
いまだに請求は2次経由。

こんなところとはお付き合いしない方が得策です。

二次がいけない、
そこで懸命に取り組んでいる方が悪いというお話ではありませんが、
結果として全てをダメにしかねないリスクがあるという現実
頭の片隅に入れておくべきかと思われます。

特に心ある日本人の方が送り出し経営に関わる際に、ハマりやすい落とし穴かと。

他国ではどこまで行っても日本人は外国人であるということですね。

タイトルとURLをコピーしました