確かに、監理団体は、「やってあげてる」感的な人が少なくないのかもしれません。
(特に慣れてきた中堅どころ以上の方の場合)
実際に心の中では、
指摘してあげるから、
言うことちゃんと聞いてよね…」
私はこんなに大変な思いをして、受入企業のためにいつもやってあげてる感。
支払う側にしてみれば、言外に伝わるものだし、
いい気がするはずもないですよね。
支払う金額に見合う顧客満足度が欲しい…
支払う側に立てば、当然です。
それは、受入企業にとっても同じです。
安心して安定運用を任せられるからこそ、
それぞれのコストをお支払いしているとした、
満足度は、絶対的に必要です。
建て前が営利を伴わないからと言って、
監理団体は決してお役所ではなく、
またお役所仕事で良いはずもありません。
バランス感覚が難しいところですが、
基本的には、サービス業です。
というか、コンサル業に近いかもしれません。
監理団体の担当者は、老若男女問わず、
経験が長かろうが浅かろうが、
お金を支払う側から見れば、プロの仕事を求められます。
個人的には、コストを意識させてしまう対応をしていること自体が、
ちゃんと企業の心をグリップできていない。
信用、信頼は、初めて生まれ育まれていきます。
ちょうど良いでしょう。
だって、受入企業にしてみれば、
アナタがどれだけ頼りになる担当者なのかわからないですし、
どれだけ真摯に懸命に対応してくれるのか、具体的に分からないのですから。
一緒に苦労を、壁を越えてない、ただの一担当者なんですから。
だから、初対面の時から、鑑定が見定められてしまうまでに、
ちゃんとしたアナタの姿勢や考え方を、きちんと伝え、
また、企業側が何を要望しているのかを、
懸命に察知し、汲み取る必要があります。
もしかしたら、自身が苦労して「教育」するだけの覚悟が必要です。
もしかしたら、「教育」以前の問題かもしれません。
基本的には、法をはじめとした監理団体や自身の考え方、
やり方に共感しご理解いただく、ということです。
最初の鑑定を乗り越えても、
面倒くさそうにしたり、
イイカゲンな対応をしたり、
知ったかぶりをしたりして、
テキトーに付き合っていれば、
相手は経営者やそれに近い方々ですから、
簡単にアナタの気持ちや考え、甘えを見通してしまいます。
人間、誰にでも失敗はあります。
加えて、その失敗時にどれだけリカバリーするか。
受入企業側の顧客満足度は、大きく変わってきます。
ちゃんと対応していないと、企業側もビジネスですから、
浮気というか、乗り換えされますからね。
新制度では特に受入企業側に当事者責任が明確になりましたし、
監理団体職員も同様に刑事罰の対象になります。
民事だけではありません。
受入企業側は自己防衛のため、
適正な制度事業に取り組む先を探すに決まっています。
ズブズブから抜け出そうとすらしないでしょうけど。
企業側にすれば、税理士や社労士との付き合いのようなもの。
ほぼやること決まってますし、
(士業の方、スミマセン。汗)
人の管理というよりは、法的な是非の範疇だけのプロで済みますから。
その作業量や気遣いの質から言っても、
制度事業の監理業務の方が大変だと素直に思ってしまいます。汗
やってあげてる感では、当然不満を覚えます。
改めて、取り組む姿勢は自身のためのみならず、
当然ながら、お金を支払う側の気持ちをきちんと汲んで、
対応すべきだと思います。
注:甘やかすこととは混同しないようにお気をつけください。
また、監理団体としてそれぞれ、取り組む姿勢によっても
温度差はあろうかと思われます。
判断基準は、円滑に良縁が続くためには…ということです。
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