●保険対応の前知識として
基本的には、選抜が終わり、Aさん、Bさん、Cさんと
選び終わったのちには、
送り出し国にて費用をかけた健康診断が行われます。
*本当かどうかは誰も分かりません。苦笑
そこで、就労に問題ないと判断された場合、
初めて入国前講習の手続きや、
各関係書類の準備に張ります。
…そして、入国後の法定講習の際、
もしくは配属後の受入企業側にて、
入社前健康診断が行われ、改めて就労可能かどうかの
診断がおります。
…ですので、基本的には、健康上の大きな問題はないはずです。
●万が一、実習生に病気やケガが発生した場合
実習生も人間ですので、3年もの実習期間中には、
時には病気にかかることも、怪我をすることもあります。
特に、以前は配属後には、生活費をケチろうという意識が強く、
食生活が非常に偏り、湿疹や体調不良となるケースが見受けられました。
この点も、十分注意が必要です。
*最近はお財布のひもが緩い実習生も増えてきていますので、
前ほど気に掛ける必要もなくなってきましたが。苦笑
この際、実習生保険に加入されている場合、
保険の適用となる場合があります。
*確か、実習生保険への加入は、法律上必須ではないはずですので、
もしかしたら未加入の団体や企業もあるやもしれません。
念のため、触れておきます。
注:配属時のポイントでも触れていますが、事前に実習生保険についての説明や、
対応について、企業側、実習生側双方への説明が必要です。(以下転記)
実習生が体調不良などで通院する際には、特に最初は同行を依頼します。
また、その症状や状況に応じては、
監理団体職員も同行が望ましい場合があります。
注:既往症(いわゆる母国にいるときから発生しているであろう症状)
や、歯痛や腰痛などの治療については、対象とならないと思われます。
残念ながら、日本で病気を治そうという意図をもって入国してくる
実習生もいるようですので、その際には、監理団体と相談し、
十分な説明をし、適切な対応が必要です、
例)先の既往症の説明を事前にすることにより、
保険で全て負担が賄えるとは限らないため、
自腹になるリスクがあり、
せっかく稼いだお金が無くなる可能性があるため、
病気やケガには十分気を付け、
自己管理に努めるよう指導することが望ましいと考えられます。
そもそも子供じゃないんだからとして、自尊心をくすぐっておきましょう。
まず、基本的には、企業側(生活指導員)が対応する必要があります。
なお、当然ですが、診察時には社会保険証を利用しましょう。
また、労災の場合には、保険適用以前に、日本人社員と同様の処理、対応となります。
保険申請には、専門の複写用紙へ内容の記載が必要です。
通院など実習生へのお世話と密なコミュニケーションから、
日を追っての症状確認などヒヤリングし把握しておく必要があります。
*企業側も最初は勝手がわかりませんので、しばらく病院同行など、
監理団体職員による助言指導が必要となる場合があります。
ワンポイントアドバイス
実習生が十分な治療費を支払うお金を持っていず、
企業側が建て替える場合があります。
その場合には、保険金請求時に支払い口座を企業側にすることで、
清算の手間を省くこともできます。
また、診察券と受領書はきちんと保管しておきましょう。
申請時には、診察券は写し、支払い受領書は原紙の添付が必要です。
なお、JITCO保険以外にも少し安くて同等の保険もありますので、
コストを気にする監理団体は必ずしもJITCO保険加入ではない場合もあります。
といっても、それほど大きくは変わらなかったように覚えています。
異国で身寄りのない実習生にとっては、
非常に心配かつ心細いことを思いやり、
迅速かつ適切な対応を心がけましょう。
当然ですが、訪問時に様子を伺い、注意喚起が必要です。
*特に夏冬の、平常時との気温差が激しい時期や、
季節の変わり目、休日の際のケガなど。
★参考リンク
多言語医療問診票
18カ国語での問診票があります。
通訳の方と共に、上手に活用すると良いでしょう。
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